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AbbottWMM - 2017 TCSニューヨークシティマラソン 大会後レビュー

2017年11月7日

*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
原文こちら

ニューヨークシティマラソンで女子はフラナガンがケイタニーを下し、男子はカムウォロレが勝利に歓喜

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シャレーン・フラナガンがTCSニューヨークシティマラソンの女子レースにおいて、アメリカ人選手として40年振りの優勝を収め、大会の歴史にその名を刻みました。これは、2006年のアボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)創設以来、アメリカ人女子選手として初めてのメジャー大会優勝となります。フラナガンは、現AbbottWMMチャンピオンであるニューヨークで3回優勝しているメアリー・ケイタニーを下し、シリーズXIにおいて25ポイントを獲得しました。
終始落ち着いたフラナガンは、終始目の離せないレース展開の中ラスト2マイル地点で抜け出しました。その後30分も間を空けず、フラナガン同様レース終盤で動きを見せたジェフリー・ カムウォロレが、元世界記録保持者のウィルソン・キプサングを下し男子レースを制しました。
フラナガンは、「小さい頃からこういう瞬間を夢見ていました。これは私と家族にとってとても大きな意味を持つと同時に、次世代のアメリカ人女性たちが忍耐強さを学ぶ良い刺激になれば嬉しいです。」とコメントしました。

男子レースにおいては、カムウォロレがマラソン初優勝によりAbbottWMMにおける25ポイントを獲得し、アメリカのゲーレン・ラップ、同国ケニアのジョフリー・キルイ、ダニエル・ワンジル、エリウド・キプチョゲらと並ぶシリーズXIリーダーボード首位に立ちました。

先月のBank of Americaシカゴマラソンでのラップの勝利に続き、フラナガンも、素晴らしい勝利を収め、アメリカ人ファンに喜びをもたらしました。フラナガンは女子リーダーボードで、ローズ・チェリモ、グラディス・チェロノと並ぶ3位となりました。
ケイタニーはフラナガンの後を追い2位でフィニッシュ。4月のVirgin Moneyロンドンマラソン優勝で獲得している25ポイントに16点を追加し、シリーズXI累計ポイントは41ポイントとなり、エチオピアのライバル 、ティルネシュ・ディババと並ぶトップに浮上しました。

ニューヨークでの3年連続優勝とロンドンでの世界記録により、ケイタニーは最大の優勝候補であり、大きな先頭集団で最初の決定的な動きを見せたのも彼女でした。中間地点を過ぎてすぐに大きく加速し、先頭集団から8人が脱落、大きな集団が崩れました。
9人の女子選手が一緒にハドソンを通過し、エチオピアの長身選手マミトゥ・ダスカを先頭に1番街を駆け抜けました。ケイタニーが同国のベッツィ・サイナとともにスピードを上げる中、フラナガンは、元世界チャンピオンのエドナ・キプラガトとともに両選手の後ろにぴったりとつけていました。
次に動きを見せたのは、フラナガン、ダスカ、ケイタニーの3選手で、5番街へ入ると同時にキプラガトとの差を広げていきました。35km地点を2:03:56で通過した時、その差は18秒に広がっていました。
メダル獲得の3選手が確定し、あとは順位争いのみ。この段階ではケイタニーが有力かと思われましたが、フラナガンが力強く前へ出る中ケイタニーが苦しみ始めました。フラナガンはアフリカ勢2選手との差をじわじわと広げ、両選手が追い付くことはありませんでした。
36歳のフラナガンは大きな歓声を受けながら、雨の中セントラルパークの曲がりくねったコースを走り抜け、歓喜の涙を浮かべながら2:26:53でフィニッシュしました。
フラナガンは、「これを成し遂げるために7年かかりましたが、全ての努力がこの瞬間に繋がっています。ここにたどり着くまでに支えてくれた人たちのことを想ったのと同時に、この素晴らしいレースを開催し、素晴らしい一日にしてくれたNew York Road Runnersへの感謝の気持ちが込み上げました。当分の間は嬉しい気持ちで居られる出来事です。」とコメントしました。
ケイタニーは2:27:54で2位。ダスカは2:28:08で3位となりシリーズXIで初のポイントを獲得しました。キプラガトも4ポイントを獲得し、シリーズXIリーダーボードで6位に浮上。一方、もう一人のアメリカ人選手、30歳のAllie Kiefferは、自己ベストに25以上及ばない2:29:39という記録で5位に入りました。

男子レースも、女子レースと同様の展開となり、中間地点を66:09で通過してすぐに、大先頭集団から7選手が脱落しました。キプサングとカムウォロレ、そしてディフェンディングチャンピオンのギルメイ・ゲブレスラシエが前に出ていましたが、すぐにペースが落ち、クイーンズボロ橋を通過するまで12選手が一緒に走っていました。
その後10kmは変動するペースで進み、35km地点でレミ・ハイレが大きくペースを上げ、カムウォロレ、キプサング、そして同国エチオピアのレリサ・デシサが、他の選手たちから抜け出しました。
4選手でセントラルパークに入ったところで、カムウォロレが優勝に向け勝負に出ました。キプサングが後を追いましたが追い上げも及ばず、24歳のカムウォロレが2:10:53でフルマラソンにおける初優勝を収めました。競技生活において、既に獲得しているハーフマラソン(2回)とクロスカントリーの世界タイトルに、ニューヨークシティマラソンの優勝タイトルを加えました。
キプサングはトップとの差を3秒に縮め2位でフィニッシュし、デシサは2:11:32で3位、ハイレが4位となりました。5位にスイスのタデス・アブラハムが入り、AbbottWMMでの初ポイントを獲得しました。

車いすレースでは、マルセル・フグとマニュエラ・シャーが男女レースを制し、スイスにとって素晴らしい一日となりました。

フグは秋の3大会における3回目の優勝を収め、シリーズXIでの4大会の合計ポイントを91ポイントとし、リーダーボード2位以下との差を更に広げました。シャーはタチアナ・マクファーデンを下しシカゴでの敗北の雪辱を果たし、リーダーボードでは2位以下に43ポイントの差を付けトップを維持しています。
フグは前半、カナダのジョシュ・キャシディとともに先頭に立っていましたが、35kmを通過したところでカナダのライバルを引き離し、2分以上の差をつけて1:37:17で優勝しました。

キャシディが最終的に9位フィニッシュとなった一方、イギリスのジョン・スミスが1:39:36で2位に食い込み、驚きの結果となりました。スミスは、ラストのスプリント勝負で日本の渡辺勝を下し、シカゴで5位に入り獲得していた1ポイントに16ポイントを加えました。

スミスはこれでリーダーボード4位となり、渡辺も9ポイントを加え9位から5位に浮上。エルンスト・バンダイクは、日本のベテラン副島正純を下し4位となり、4ポイントを追加しました。

シャーはシリーズXIでの3回目、ニューヨークでは初となる優勝を収め、シカゴで3位に終わった分を取り戻し、マクファーデンのニューヨーク4連勝を阻みました。

ライバルの両選手は25kmまで接戦を繰り広げ、その後、シャーはアメリカのスーパースターを簡単に引き離し、3分近い差をつけて1:48:05で優勝。マクファーデンは1:50:57で単独2位フィニッシュし、トレーニングパートナーのアマンダ・マグロリーは1:53:57で3位に入りました。マクファーデンとマグロリーはともに41ポイントとなり、リーダーボード上で同点2位となりました。

パラリンピックチャンピオンの鄒 麗紅が4位となり、シリーズXIでの初ポイントを獲得。オーストラリアの新星Madison de Rozarioは5位に入りました。

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※AbbottWMMシリーズXI 最新のリーダーボードはこちら

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