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AbbottWMM - 2019 TCSニューヨークシティマラソン 大会プレビュー

2019年10月31日

*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
原文こちら

レリサ・デシサ、2連勝達成なるか?

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2019 TCSニューヨークシティマラソンに出場するレリサ・デシサは、アボット・ワールドマラソンメジャーズの秋のレースにおける2勝という、前人未到の偉業に挑みます。

エチオピアのデシサは、10月にドーハで開催されたIAAF世界選手権マラソンで優勝し、ポイントレースにおいて一歩リードした状態でAbbottWMMシリーズXIIIをスタートしました。そんな彼が今、昨年11月に獲得したニューヨークのタイトル保持に挑みます。

シリーズXIIIの男子レースとして3レース目となるニューヨークで勝利を収めれば、29歳のデシサの合計獲得ポイントは既に最大の50ポイントに到達することとなり、あとは、リーダーボードの頂点に立つ彼に追い付こうとする選手たちの挑戦を受けるのみです。シリーズXIIでのデシサの戦績は、ニューヨークでの優勝とボストンでの2位という結果を受け、シリーズリーダーボード2位となっています。

デシサはニューヨークで、2位に終わったレースを2017年までに3回経験しており、昨年のデシサの優勝は、気合十分のシュラ・キタタをセントラルパーク内でかわしてやっとの思いで勝ち取った勝利でした。キタタもケニアのジョフリー・カムウォロルも、今年こそ勝利を掴むべく戻って来ます。

2017年のニューヨークチャンピオンであるカムウォロルですが、2018大会では意外にもレース終盤で失速し3位に沈みました。しかし今年9月にコペンハーゲンで開催されたハーフマラソンでは実力を証明し、世界記録となる58:01で優勝しています。

昨年この3選手は、大会男子レース史上2番目、3番目、4番目に速いタイムで走っており、今年も再び素晴らしい闘いを見せてくれるであろうことは間違いありません。

女子レースでは、昨年才気あふれるパフォーマンスで優勝したメアリー・ケイタニーが、5度目のニューヨークタイトルを狙います。ケニアの37歳、ケイタニーは昨年、タフなコースで知られるニューヨークで、女子レース史上2番目に速い2:22:48というタイムで優勝し、その前年にシャレーン・フラナガンに敗れて逃した優勝タイトルを奪還しました。

少し前に現役引退を表明したフラナガン。これにより、セントラルパークの観衆を前に新たな地元スターが誕生する可能性が出てきました。2018年のボストンで優勝しているデジレー・リンデンはその座を狙っていますが、それはリンデンにとってかなり難しい挑戦となります。

エチオピアのルティ・アガは、主要選手の中で注目の選手となるでしょう。メジャー3大会で2位に終わっていたアガでしたが、2019年の東京マラソンで初優勝を収めました。東京の優勝と2018年ベルリンの2位フィニッシュ(グラディス・チェロノが圧倒的パフォーマンスを見せ大会新記録でアガを上回りましたが、アガの記録も当時の大会記録を上回るタイムでした)により、アガのシリーズXII最終順位は2位となりました。

アガ(25歳)はドーハの世界選手権マラソンでは暑さに苦しみ途中棄権しましたが、涼しいニューヨーク5区のコースで良いパフォーマンスができれば、メジャー大会での主要選手としての地位を取り戻せます。

新たに注目すべき選手はジョイシリン・ジェプコスゲイです。26歳のジェプコスゲイはハーフマラソンで数々の話題を作り、満を持してマラソンの距離に挑戦します。2017年のプラハハーフマラソンでは、ハーフマラソン世界新記録(1:04:52)を出すと同時に、10km, 15km, 20kmでもそれぞれ30:05, 45:37, 1:01:25で世界記録(非公認)を更新し、1レースで4つの世界記録を樹立しました。その後バレンシアのハーフマラソンで1:04:51を記録し世界記録を更に縮めました。

翌2018年にバレンシアで開催されたハーフマラソン世界選手権では銀メダルを獲得したジェプコスゲイですが、今年初めのハンブルグマラソンは開催直前に棄権して出場していないため、マラソンにおける彼女の実力が見極められるのはこれからです。

容赦ないカーブの続くニューヨークのコースをマラソンデビューの場として選ぶのは難しい選択のように見えますが、ジェプコスゲイは、今年3月のUnited Airlines NYCハーフマラソンで優勝しており、コースを全く知らない訳ではありません。

車いすレースでは男女選手たちが、トップに君臨する現AbbottWMMシリーズチャンピオンのマニュエラ・シャーとダニエル・ロマンチュクの連覇を防ぐべく挑みます。

シャーはAbbottWMMにおける9大会連続優勝、そして、ニューヨークにおける3年連続優勝に向けて挑みます。2018年に初優勝を収めたロマンチュクは、そのタイトル保持に挑みます。

両者とも、10月に開催されたシリーズXIII初戦のBank of Americaシカゴマラソンで優勝し25ポイントを獲得、更に400mボーナスポイントのスプリント勝負も制し、ボーナス8点、計33点の最高得点を獲得しています。

ニューヨークのボーナスポイント勝負は、中間地点付近に設置された柱を最も速く通過した選手の勝利となります。

シャーにとってニューヨークは、シリーズXIIにおいて最も過酷なレースとなりました。レース終盤までタチアナ・マクファーデンとの競り合いが続き、最終的にアメリカのマクファーデンを引き離せたのは、レース終盤、上り坂が続くセントラルパーク内でした。従来の彼女の戦い方では、かなり早めにライバル選手たちを大きく引き離し、差を詰める余地を与えません。

2018大会のロマンチュクがベテラン選手、マルセル・フグとデイビッド・ウィアーをかわし勝利への動きを見せたのは、シャーよりももっと遅く、フィニッシュライン直前の最後の上り坂でした。2週間前のシカゴでは全く違う動きを見せ、中間地点で決定的な動きを見せ、他を引き離しました。

今週末のエリートレースは、どこをどう取っても興味深いレースが展開されることになりそうです。ブロードウェイの劇場ひしめくニューヨークの街は、"ドラマ"を見せるという点では、マラソンでも決して期待を裏切りません。

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*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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