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AbbottWMM - 2017ロンドンマラソン プレビュー

2017年4月21日

*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
原文こちら

スリリングなレースが期待されるロンドンから新シリーズⅪがスタート

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多くの素晴らしいマラソンランナーによって、2018 Virgin Moneyロンドンマラソンまでの1年間、ポイントと賞金をかけて争われるアボット・ワールドマラソンメジャーズシリーズⅪが、4月23日(日)のVirgin Moneyロンドンマラソンから始まります。

4つのスリリングなレースと、車いすマラソンの世界最速記録を2つ樹立した月曜日のボストンマラソンでシリーズⅩは最終戦を迎えたばかりです、その6日後に新シリーズⅪが始まります。

トピックスとしては、2006年にシリーズがスタートして以来初めて、12か月にわたり争われるそれぞれのリーダーボードの結果によって、マラソンと車いすの男女それぞれ上位3選手に賞金が授与されます。前回まで賞金は男女それぞれの優勝選手のみに授与されていました。

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男子レース

エチオピアの英雄、ケネニサ・ベケレは、優勝して最大ポイントを獲得する男子レースの本命と目されています。
すでに3度オリンピックで優勝し、トラック競技で二つの世界記録を保持しているベケレは、昨年9月に2016BMWベルリンマラソンで世界歴代2位の記録で優勝しました。
ベケレは元世界記録保持者のウィルソン・キプサングとの熾烈な争いを制し、世界記録まで6秒差に迫る2:03:03でフィニッシュしました。この記録は2016年の世界で最も速い記録となり、ハイレ・ゲブレシラシエの持つエチオピア記録を更新し、リオオリンピックのエチオピア代表にベケレを選ばなかった選考委員に強いメッセージを残しました。
また、誰もが狙っているロンドンマラソンのタイトル獲得を目指し、そして2013年にツェガエ・ケベデが2度目の優勝を果たして以来のエチオピア人として3度目の優勝を飾ることで、エチオピアへのさらなるアピールになると考えています。
ベケレは昨年4月に本調子ではなかったにも関わらず、ケニアのエリウド・キプチョゲとスタンレー・ビウォットに次ぐ3位でフィニッシュするという印象的なレースで、ロンドンマラソンデビューを果たしました。真のマラソンエリートと評されるベケレは、キプチョゲの持つ2:03:05という大会記録と、デニス・キメットが持つ2:02:57の世界記録さえも視野に入れているでしょう。
ベケレは2:06以内で走る5人の選手に加え、2人の世界陸上チャンピオン、昨夏のオリンピックで5位以内入賞の3人、そして2016年の東京、シカゴ、ニューヨークの優勝者と対戦することになります。

かつてないほど多くの強豪選手が東アフリカから出場し、中でもエチオピア勢は特に強力です。ベケレと同じエチオピア人選手には、リオオリンピック銀メダリストであり2016東京マラソンチャンピオンのフェイサ・リレサ、2016年のドバイとハンブルグマラソンチャンピオンのデスファエ・アベラ、そして2015年5位、2016年6位だったティラウン・レガサもいます。

そして、アベル・キルイとダニエル・ワンジルはケニア選手陣を引っ張るでしょう。キルイは2009年と2011年の世界陸上マラソンで優勝し、2012年ロンドンオリンピックマラソンで銀メダルを獲得した4か月前に行われたロンドンマラソン2012で5位に入賞して以来の出場となります。その後メジャーでの勝利から遠ざかっていましたが、昨年10月の2016シカゴマラソンで見事な復活優勝を果たしました。さらに今回良い結果を出し、2017年世界陸上ケニア代表に選ばれることを狙っています。
昨年10月のアムステルダムマラソンで自己ベストをほぼ3分上回る2:05:21で優勝したワンジルもまた注目です。

また、世界陸上のチャンピオンはキルイだけではなく、自己ベスト2:07:46で昨年4月のロンドンマラソン2016で4位に入賞したエリトリアの若き新星、ギルメイ・ゲブレスラシエも、再びロンドンに戻って来ます。21歳のゲブレスラシエは、19歳の時に2015年世界陸上北京大会で優勝し、世界最年少優勝を果たしました。昨年8月のリオオリンピックで4位となった3か月後の11月に開催された2016ニューヨークシティマラソンで優勝し、エリート選手としての確固たる地位を獲得しました。

女子レース

2017年の女子選手陣は、ロンドンマラソン2回優勝そしてAbbottWMMシリーズⅩチャンピオンのメアリー・ケイタニーを筆頭に、かつてないほどの強豪選手がロンドンに集まります。
ケイタニ―は2:20以内の記録を持つ4人の出場選手の一人であり、2:22以内で走る選手は、今回8人もいます。この出場選手の中には、2016ロンドンマラソンの3位入賞したうちの2名と、ロンドンマラソン優勝者が3人、そして東京、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの優勝者たちが揃います。
ケイタニーは2012年、2度目となるロンドンマラソンで2:18:37を記録し、アフリカ記録を更新しました。そしてこの記録は、イギリスのポーラ・ラドクリフに次ぐ世界歴代2位の記録です。
昨年11月のニューヨークシティマラソンでハットトリック(3年連続優勝)を達成したケイタニーは、歴代4人目となるロンドンマラソン3回目の優勝をねらっています。

同じくケニアからは、ケイタニーの他に3選手出場します。-2015年と2016年のシカゴチャンピオンであり、ロンドンでは2014年2位、2016年3位だった元ハーフマラソン世界記録保持者のフローレンス・キプラガト、東京マラソン2016チャンピオンであり2015年世界陸上銀メダルのヘラー・キプロプ、そして33歳でマラソンデビューとなり、リオオリンピック5000ⅿチャンピオンのヴィヴィアン・チェルイヨットです。

ケニアの強豪4人は、同様に強力な5人のエチオピア選手たちと対戦します。
エチオピア選手の中には、2015年世界陸上優勝、リオオリンピック銅メダル、そして昨年のロンドンマラソンで6位入賞のマレ・ディババ。オリンピックトラック競技で3回、世界陸上トラック競技で5回優勝し、3年前のロンドンマラソンデビューでは3位入賞を果たしたティルネシュ・ディババ。そして2015年ロンドンで優勝し、昨年2位だったティギスト・トゥファもいます。
さらに、ベルリンマラソン3度優勝、近年ではフランクフルト、東京、ロッテルダムでも優勝しているアベル・ケベデにもエチオピアの期待がかかります。またドバイマラソンで3度優勝し、2010年ロンドンチャンピオンのアセレフェチュ・メルギアからも目が離せません。

男子車いすレース

マルセル・フグは昨年4月、大会記録保持者のクート・フェンリー(オーストラリア)、そして6度の優勝に輝いているデヴィッド・ウィアーを抑え優勝しており、今回3度目の優勝を狙います。
スイスの"シルバーブレット"(銀の弾丸)は、この1年で繰り広げられたアボット・ワールドマラソンメジャーズ初の車いすシリーズの男子リーダーボードを席巻。ボストンでの勝利からわずか6日後のロンドンでも優勝を収めた31歳のフグは、その後もほぼ無敗の活躍を見せ、AbbottWMMシリーズXの全8大会中、昨年9月のリオパラリンピックマラソンも含む7大会での優勝を収めました。先週のボストンでは、さらに1:18:04というタイムで大会新記録を樹立し優勝しました。

そしてフグにとって一番の宿敵であり、リオ、シカゴ、ニューヨーク、ロンドンで2位、そして2度のパラリンピック優勝を収めているフェンリーは、日曜のレースでも、フグの強敵となることでしょう。

また、ボストンで10度の優勝を収めている南アフリカのエルンスト・バンダイクは、先週のボストンでフグに僅差で敗れており、再びフグに挑みます。通算12回目の出場となるエルンストは、ロンドンマラソン初勝利も目指し出場します。

2012ロンドンパラリンピックにおけるイギリスの英雄ウィアーも、自身にとって最も大切な大会における史上最多の7度目の優勝を諦めてはいません。ウィアーは2002年にロンドンマラソンでの初優勝を収め、10年後に6度目の優勝をしていますが、その後は優勝から遠ざかっており、ここ3年の結果は2位が2回、3位となっています。ウィアーは今年の出場で、18年連続出場となります。

他にメダル獲得に絡んでくるのは、2012年優勝者である世界最速記録保持者、カナダのジョシュ・キャシディ、2015年優勝者で現世界チャンピオン、アメリカのジョシュア・ジョージ、そして、世界記録保持者でロンドンでも3度の優勝を収めている、スイスのベテラン、ハインツ・フライです。

また、2月の東京でフグに驚くべき敗北をもたらした日本の新人選手、25歳の渡辺勝にも注目です。

女子車いすレース

スイスのマニュエラ・シャーが有力選手となりそうです。2017ボストンマラソンにおいて1:28:17というタイムでフィニッシュしたシャーは、素晴らしい結果とともにロンドン入りします。
昨年のロンドンでは、先日、アボット・ワールドマラソンメジャーズ 初の車いすシリーズチャンピオンに輝いたアメリカの強豪、タチアナ・マクファーデンにわずか1秒差で敗れました。マクファーデンはまだ手術からの回復に向け調整中で、日曜のレースには出場しません。
シャーは昨年9月のベルリンマラソンで優勝しましたが、今年2月の東京マラソンではアマンダ・マグロリーに敗れ2位に甘んじました。

マグロリーは、東京マラソンでの勝利、そして、一週間前のボストンマラソンでの2位という結果とともに、ロンドンマラソンにも絶対の自信で臨むことでしょう。元大会記録保持者であり、かつ2009年、2011年優勝者でもあるマグロリーですが、2016年は4位に終わっており、今年は表彰台への復活に向け挑みます。

アメリカの2選手、スザンナ・スカロニとシャーリー・レイリーも有力です。
レイリーは2012年ロンドンパラリンピックで金メダルを獲得していますが、2014年以降ロンドンマラソンには出場していません。一方スカロニは昨年好調で、2月の東京、先週のボストンでもそれぞれ3位に入っています。また、3月のニューヨークハーフマラソンでは、マグロリーを下し優勝を収めました。

日本の若手選手、喜納翼も注目です。昨年10月大分の初マラソンで優勝を収め、2ヶ月前の東京では5位に入っています。

アメリカの若手有力選手であるArielle RausinとKatrina Gerhardの両選手は、ロンドンでデビュー戦に挑みます。カナダのベテラン選手、ダイアン・ロイも忘れてはならない選手です。
イギリスの期待を背負うのは、ティーズサイド出身の21歳、元パラリンピック選手のタニ・グレイ・トンプソンの指導を受けるジェイド・ジョーンズです。

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*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
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