ニュース

最新情報/告知情報の紹介です。

AbbottWMM - 2019 TCSニューヨークシティマラソン 大会後レビュー

2019年11月8日

*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。

ハイライト動画はこちら

マラソンレビュー: ジョイシリン・ジェプコスゲイが初マラソンで歓喜

191108-2.jpg

ジョイシリン・ジェプコスゲイは、自身のマラソンデビュー戦となった2019 TCSニューヨークシティマラソンで優勝し、レース前に優勝候補とされていたメアリー・ケイタニーに衝撃を与えました。
26歳のジェプコスゲイは2:22:38というタイムで優勝し、今世紀中にニューヨークでの勝利を収めた女子選手の中で最も若い選手となりました。しかし、その事実よりも印象的なのは、タフなコースとして知られるニューヨークを自身初となるマラソンの舞台に選んだことです。
ハーフマラソンの世界記録保持者である彼女は、この春、同じニューヨークにおいてUnited Airlines NYCハーフマラソンで優勝しており、ライバル選手たちの追い上げにも余裕があるように見えました。
アメリカのデジレー・リンデンがいち早く他選手に戦いを挑み、11マイル地点では13秒のリードを奪っていました。しかし最終的には、ケニアのジェプコスゲイとケイタニー、エチオピアのルティ・アガを含む東アフリカ勢の追い上げに屈し、飲み込まれてしまいました。
リンデンの勇敢なチャレンジは実を結ぶことなくレース前半を終え、次に苦しむことになったのは東京マラソン2019の優勝者アガでした。残り5マイルとなった頃にペースが落ち、37歳のケイタニーと、11歳年下の同国ケニアの選手、ジェプコスゲイとの一騎打ちとなりました。
ニューヨークで4度の優勝を収めており、昨年の大会では大差で圧勝を収めたケイタニーは、豊富な経験を活かし5度目の優勝を掴むと確実視されていましたが、ケニア・イテン出身のジェプコスゲイを振り切ることはできず、残すところ数マイルとなった時に決定的な動きを見せたのは、初マラソン挑戦者のジェプコスゲイでした。
23マイル地点で4秒差だった2人の差は24マイル地点では13秒差にまで広がり、ジェプコスゲイは、苦しい表情を浮かべながらもペースをキープしながらセントラルパークへ入り、観客の歓声を一身に浴びながら最後のストレートを走り抜け、AbbottWMM大会における主要選手であることを印象付けました。

男子レースでは、ディフェンディングチャンピオンのレリサ・デシサが5マイル地点を前に先頭集団から脱落してしまいました。エチオピアのデシサがドーハの世界選手権マラソンで勝利を収めてから1ヶ月も経っておらず、厳しいレースとなることは分かっていました。
デシサの脱落により、2017大会チャンピオンのジョフリー・カムウォロルに、優勝タイトルを再び奪還するチャンスが到来しました。
首位を奪還しようとするシュラ・キタタやブレット・ロビンソンの猛攻にも、ケニアのカムウォロルが動じることはありませんでした。
最終4マイルに入るころ、キタタが失速し始め、優勝争いはカムウォロルとタミラト・トラ、アルバート・コリル、そしてダークホースのGirma Bekele Gebreに委ねられました。
フィニッシュまで3マイルの地点でカムウォロルが仕掛けると、他の選手はこれに対応できませんでした。
苦しみにもがき始めていたコリルがなんとか2位に入り、エリートと同じ最初のウェーブからスタートしていないGebreが3位に入りました。
カムウォロルは終始ゆとりを感じる走りを見せ、勝利を収める瞬間を自分で選び、2:08:13でフィニッシュしました。
長らく、同じNNランニングチーム所属のエリウド・キプチョゲの後継者の有力候補に挙げられてきたカムウォロルを、フィニッシュラインでキプチョゲが称えました。
ニューヨークにおいて3年間で2度の優勝を収めたカムウォロルは、9月にハーフマラソンの世界新記録も樹立しており、周りからの大きな期待に応える実力を見せた形となりました。

※唯一の日本人選手として男子エリートレースに参加した竹ノ内佳樹選手の結果は8位(2:11:18)でした。

原文はこちら

車いすマラソンレビュー: ロマンチュクとシャーがニューヨークのタイトルを保持

191108-1.jpg

ダニエル・ロマンチュクとマニュエラ・シャーが、対照的な勝利の収め方でTCSニューヨークシティマラソンの優勝タイトルを保持しました。

9月にAbbottWMMシリーズの初タイトルを手にしたロマンチュクは、早々にスイスのマルセル・フグからリードを奪い、比較的楽なレース展開になるかと思われました。しかし、20km地点を前に、ベテランのフグが21歳のロマンチュクの前に出ました。
これをきっかけに、中間地点前に設けられたスプリント勝負ポイントのボーナスポイント8点をかけた戦いが始まり、接戦を制したロマンチュクが誰よりも速くスプリントポイントのタイミングマットを通過し、ボーナスポイントを獲得しました。
2人の一騎打ちになると思われたレースですが、イギリスのデイビッド・ウィアーとロマンチュクのチームメイトであるアーロン・パイクが現れ、優勝争いは最終マイルまでもつれこみました。
パイクが最初に仕掛け、リードを奪いましたが、激戦での経験においてレースの知恵を蓄えてきたロマンチュクがベストな位置取りをして、最後のコーナーを曲がると同時に先頭に立ちました。
スピードを上げるロマンチュクにパイクはついて行けず、続いてウィアーも脱落しました。
フグだけがロマンチュクのすぐ後ろに付いていましたが、最後の上り坂を上る間もロマンチュクを追い抜くことはできず、ロマンチュクが1:37:24でフィニッシュテープを切り、ライバルのフグはそのわずか1秒後にフィニッシュしました。
ロマンチュクが最も僅差で勝利を掴んだ一方、マニュエラ・シャーは全く違う方法で9大会連続の優勝を収めました。

例年シャーは、ヴェラザノ=ナローズ橋の勾配に苦しみ、タチアナ・マクファーデンのパワーに屈していました。しかし今回、AbbottWMMシリーズチャンピオンであるディフェンディングチャンピオンにそんな問題はありませんでした。
シャーは、3マイル地点を通過する頃には、他の選手から30秒近いリードを奪っていました。
20km地点のボーナスポイントも楽々獲得し、レース後半は、観衆の声援だけをお供に、誰にも邪魔されることなく走り抜けました。
シャーの優勝タイムは1:44:20で、あと2秒で4分差という大差で2位を下し、ニューヨークシティでの3連勝を達成しました。
AbbottWMM大会での連勝がスタートしてから414日が経過した今、シャーが次に目指すのは2020年3月の東京です。
AbbottWMMシリーズの春シーズン幕開けとともに、メジャー大会での10連勝に挑みます。

原文はこちら

■ハイライト動画もお楽しみください!
Thank you New York
Thank you New York

New York City, you know how to throw a party. We'll do it all again next year! 🤜💥 🤛

Abbott World Marathon Majorsさんの投稿 2019年11月3日日曜日

Six Star Finishers - New York City 2019
Six Star Finishers - New York City 2019

Congratulations to all 172 who made it to collect their Six Star Medal at the 2019 TCS New York City Marathon. You did it!

Abbott World Marathon Majorsさんの投稿 2019年11月5日火曜日

■関連記事
2019 TCSニューヨークシティマラソン 大会プレビュー

awmm13.png

  • 東京地下鉄株式会社
  • スターツ
  • イフイング株式会社
  • アシックスジャパン株式会社
  • 大塚製薬株式会社
  • 近畿日本ツーリスト株式会社
  • セイコーグループ株式会社
  • 第一生命保険株式会社
  • 東レ株式会社
  • 日本マクドナルド株式会社
  • 株式会社みずほ銀行
  • 全国労働者共済生活協同組合連合会
  • 久光製薬株式会社
  • 花王株式会社
  • 株式会社バスクリン
  • TOPPAN株式会社
  • 大和証券グループ
  • ポルシェジャパン株式会社
  • 日本光電
  • コーユーレンティア株式会社
  • 株式会社 Fanplus
  • 株式会社シミズオクト
  • 佐川急便株式会社
  • TANAKAホールディングス株式会社
  • 株式会社フォトクリエイト
  • Premier Partner
  • 東京地下鉄株式会社
  • Major Partners
  • スターツ
  • イフイング株式会社
  • アシックスジャパン株式会社
  • 大塚製薬株式会社
  • Main Partners
  • 近畿日本ツーリスト株式会社
  • セイコーグループ株式会社
  • 第一生命保険株式会社
  • 東レ株式会社
  • 日本マクドナルド株式会社
  • Active Partners
  • 株式会社みずほ銀行
  • 全国労働者共済生活協同組合連合会
  • 久光製薬株式会社
  • 花王株式会社
  • 株式会社バスクリン
  • TOPPAN株式会社
  • 大和証券グループ
  • ポルシェジャパン株式会社
  • Supporting Partners
  • 日本光電
  • コーユーレンティア株式会社
  • 株式会社 Fanplus
  • 株式会社シミズオクト
  • 佐川急便株式会社
  • TANAKAホールディングス株式会社
  • 株式会社フォトクリエイト