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【レポート】東京マラソン2023 プレスカンファレンス

2023年3月4日

東京マラソン2023大会まであと2日となる3月3日(金)、東京の京王プラザホテルで、プレスカンファレンス(招待選手記者会見)を開催しました。

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選手会見に先立ち、東京マラソン財団理事長の伊藤静夫が登壇し、「16回目となる2023大会には海外ランナー約12,000人を含み、4年ぶりに従来の定員38,000人のランナーが国内外から参加します。大会テーマは、『ONE STEP AHEAD』。一歩ずつでも先へ進んでいこうという熱いメッセージを込めています」と開催への感謝の思いととともに挨拶しました。

車いすマラソン招待選手会見

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実力拮抗の女子。集団で、大会記録更新へ

車いすマラソン招待選手会見はまず、副島正純車いすレースディレクターと女子4選手が登壇し、意気込みなどを語りました。

東京パラリンピック金メダルのマディソン・デロザリオ(オーストラリア)は、「東京マラソンは4年ぶり2回目。前回(2019年)は寒さで途中棄権したので、まずは完走を目指したい」とコメント。イエナ・フェスマイヤー(アメリカ)は、「東京マラソンは初出場。強い選手が集まっているので楽しみ。レース展開に応じて、1マイルごとにベストを尽くしたい」と笑顔で語りました。

2019大会以来の出場となるクリスティ・ドーズ(オーストラリア)は、「素晴らしい東京のコースをまた走れることは楽しみ。1時間45分以内を目指したい」と目標を口にし、日本記録保持者の喜納翼(琉球スポーツサポート)は、優勝すれば大会3連覇となりますが、「海外選手がこれだけ集まるのは久しぶりなのでワクワク。走り込みは十分できたので、新たな気持ちで、大会記録(1時間40分)を更新するレースができれば」と力強く語りました。

なお、見どころの一つに、車いすレース独自の取り組み、「スプリントボーナスポイント」があります。今年は10㎞地点を最初に通過した選手にボーナスポイントが、男女それぞれに設定された目標タイム以内で走った3位までの選手に賞金が授与されます。

デロザリオは、「集団でのレースになり、10㎞までにドラマも生まれそう」と話し、喜納は、「みんなでスピードを楽しめたら」と、レース当日に思いをはせていました。

男子は、王者フグを逃がさない展開がカギに

つづいて、男子も4選手が登壇。前回覇者で世界記録保持者のマルセル・フグ(スイス)は、「また大好きな日本に戻ってこられて嬉しい。天候にもよるが、世界最速レースができるメンバーが揃っている。ボーナスポイントも重要なので、集団の先頭にいたい」と連覇への意欲をのぞかせ、2大会連続出場となるジョンボーイ・スミス(イギリス)も、「東京は大好きな街のひとつ。楽しみながら走れば、結果はついてくるだろう」と話しました。

前回2位の鈴木朋樹(トヨタ自動車)は、「確実に序盤からスピードが上がるだろう。前半10㎞でフグ選手に離されないようにして、(自身がもつ)大会記録を1秒でも更新できれば」と目標を口にし、前回3位で下りを得意とする西田宗城(バカラパシフィック)は、「下り基調の前半10㎞までハイペースを維持したい」とレースプランを描いていました。

車いすレースは3月5日9時5分、都庁第一本庁舎前をスタートします。

マラソン招待選手会見

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マラソン招待選手の記者会見が行われ、女子のアシェテ・ベケレ(エチオピア)、ローズマリー・ワンジル(ケニア)、日本勢の一山麻緒(資生堂)、松田瑞生(ダイハツ)が壇に上がりました。

早野忠昭レースディレクターは、女子のペース設定について「テクニカルミーティングで最終決定します。」と強調した上で、ペースメーカーは1kmを3分16~17秒で刻み、「(2時間)18分30秒や、(2時間)18分台、そういうレースができれば。」と想定していることを明かしました。

東京マラソン2021で、2時間17分58秒の2位に入ったベケレは「コンディションは大変良好です。」と笑顔で語るなど、状態は良さそうです。「私は優勝したい。タイムに関しては可能であれば、(2時間)16分、17分で走りたいと思っています。」と順位とともに自己記録の更新を狙います。

ベルリンマラソン2022で2位のワンジルは、かつて日本で生活したことがあり、「私のホームですけど、みなさんよろしくお願いします。」と日本語で挨拶し、拍手を浴びました。「日曜日には自己記録(2時間18分00秒)を出したい。同時に優勝したいと思っています。」と、優勝を宣言したベケレにライバル心をのぞかせました。

東京マラソン2021で6位入賞した一山は「あまり調子がいいと言える状態ではなかった」と明かしましたが、「徐々に良くなってきた。」とコンディションは上向きになっているようです。「当日にできる精いっぱいの走りをしたい。」と意気込みました。

初めて東京を走る松田は2時間19分12秒の日本記録を狙います。「調子は好調です。」ときっぱり言い切りました。「簡単には走りきれないタイムだと思うけど、この日本記録を目標にやってきた。」と約17年ぶりとなる日本記録の更新に挑みます。

続いて男子の会見が行われ、シサイ・レマ(エチオピア)、バーナード・コエチ(ケニア)、日本勢の大迫傑(Nike)、土方英和(旭化成)、細谷恭平(黒崎播磨)がインタビューに応じました。

男子のペース設定は1km2分57~58秒になる見込みで、2時間4分00~30秒のフィニッシュを目指します。

ロンドンマラソン2021優勝者で2時間03分36秒の自己記録を持つレマは「自己ベストを更新するために準備をしてきました。」と、順調にトレーニングを積んできたことを述べました。ペースメーカーが外れる30Km以降を見据え、「その後はより速くなり、(2時間)3分台になるかもしれません。」と当日のレース展開を思い描いていました。

2時間04分09秒の自己記録を持つコエチは「課題も故障もなく順調。」と好調をアピールしました。「(1km)2分56、57秒は十分なペース。後半で高速レースになると思う。30㌔からは少し、頑張っていい記録がでればと思っています。」と後半にペースを上げて、自己記録の更新を狙います。

東京マラソン2020では当時の日本記録となる2時間05分29秒でフィニッシュした大迫は1月からケニアでトレーニングを積んできました。一度は現役を退き、ニューヨークシティマラソン2022で復帰し、今大会は国内で約1年7カ月年ぶりのマラソンになります。「ワクワク、ドキドキがあって、楽しみ。」とレースを待ちきれない様子でした。

日本歴代5位の2時間06分26秒の記録を持つ土方は「状態は2月になってから上がっている。良い状態で臨めそう。」と話し、「(先頭)集団についていく走りをしたい。目標は自己記録を更新したい。」と意欲を見せました。

日本歴代6位となる2時間06分35秒の自己記録を持つ細谷は「順位は最低限日本人トップ。チャンスがあるなら海外の選手に貪欲に食らいつく走りをしたい。」と自信たっぷりに語りました。2時間04分56秒の日本記録をターゲットに掲げ、「日本記録は通過点なので、純粋に狙っていきたい。」と気合いが入っていました。

レース当日の天気はくもり、スタート時の気温は8~9度の予報になっています。

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