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AbbottWMM-リオオリンピック男子マラソン 大会後レビュー

2016年8月24日

*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。
原文はこちら(8月22日リリース)



キプチョゲが金メダルを獲得し、オリンピックマラソンを男女ともにケニアが制す




アボット・ワールドマラソンメジャーズ(AbbottWMM)シリーズⅨのチャンピオン、エリウド・キプチョゲは8月21日(日)の午前、ケニアにオリンピック男子優勝をもたらすべく、リオのマラソンレースでも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。キプチョゲはトータル8回のマラソン出場中7度目の優勝を収め、世界で最も偉大なマラソンランナーとしての立場を確立しました。また、1年間に渡り8大会で争われるシリーズⅩにおいては、圧倒的リードで単独首位となりました。

31歳のキプチョゲは、4月のVirgin Moneyロンドンマラソンで、今までで2番目に速い記録である2:03:05で優勝し大会記録を更新しました。そして今日、キプチョゲのAbbottWMMシリーズにおける25ポイントに更なる25ポイントが追加され、同率1位となっていたボストンマラソン優勝者レミ・ベルハヌに25ポイント差をつけました。キプチョゲがオリンピック金メダルを獲得するのにロンドンほどのスピードは必要ありませんでした。元5,000ⅿ世界チャンピオン(2003年世界選手権パリ大会で優勝)のキプチョゲは、オリンピック最終日の雨と蒸し暑さを乗り越えることで他国の選手を打ち破り2:08:44でフィニッシュしました。

大きな先頭集団を抜け出すために25kmから35kmの10km区間を29:30で走り、一握りのライバル以外全ての選手を完全に引き離しました。先頭を積極的に引っ張りながら、キプチョゲは次第に集団を3人にまで絞り、その後独走態勢に入り、フィニッシュに向かう栄光の7kmを一人で楽しみました。

1週間前の女子マラソンでのジェミマ・スムゴングのスリリングな勝利に続き、キプチョゲはオリンピックマラソン初の男女同国優勝で、オリンピック史にケニアの名前を刻むこととなりました。キプチョゲは、8年前の北京オリンピックで優勝しその年のワールドマラソンメジャーズシリーズⅢでチャンピオンとなったサミュエル・ワンジルに続き、ケニア人2人目のオリンピックチャンピオンとなります。キプチョゲは5つのメジャーレース(オリンピック、ベルリン、シカゴ、ロンドン2回)で優勝した初めての選手となりました。そして連続優勝回数を5回に伸ばしました。メジャー大会および彼のキャリアにおける唯一の敗北は2013年のベルリンマラソンで、世界記録で優勝したウィルソン・キプサングに敗れ2位となった大会だけです。

フェイサ・リレサは1分10秒差でエチオピアに銀メダルをもたらしました。一方ゲーレン・ラップは、エリトリアの世界チャンピオン(2015年世界選手権北京大会 優勝)ギルメイ・ゲブレスラシエにより終盤の猛攻をはねのけ2:10:05でアメリカに銅メダルをもたらしました。

シリーズⅨで同率2位だったリレサはシリーズⅩでの初めてのポイントを獲得。レリサ・デシサと、リオでは途中棄権してしまったスタンリー・ビウォットと並び、現在同率3位につけています。ラップは9ポイント獲得してランキング6位となり、ゲブレスラシエは4月のロンドンとリオの双方で4位となり合計8ポイントを獲得、ランキング9位となりました。また、予想外の好成績で5位に入ったアルフォンス・フェリクス・シンブ(タンザニア)にも、1ポイントが付与されました。

1週間前の女子レースと対象的に、男子レースは激しい雨の中スタートし、全ての有力選手やその他の選手を含む大きな先頭集団は、旧市街の滑りやすいタイルの上を安定したペースで進み、リオのフラメンゴパークの10km周回コースへ走り出しました。路面の水に注意しながらスタートした40人以上のランナーは、ゲブレスラシエを先頭に、10kmを31:08で通過し、コースいっぱいに広がるずぶ濡れの蜂の大群のように進んで行きました。そんな中キプチョゲは、チームメイトやライバルと喋りながら日曜日のジョギングをしているように見えましたが、最初のスパート時に15kmを46:53というペースで他の選手を引っ張ったのも、ラップと並走するキプチョゲでした。

20kmを先頭で通過したのは、一瞬スパートをかけたイギリスのカルム・ホーキンス。彼は20kmを1:02:27で通過しましたが、中間地点を通過する時点で集団を引っ張っていたのは、キプチョゲのチームメイトであるウェズリー・コリール で、中間地点を1:05:55で通過しました。25km時点では依然として、1:18:12でトップ通過したベルハヌに続き約25名のランナーが2秒差以内の位置にいました。しかしキプチョゲがペースを上げ始めると、それは長くは続きませんでした。

スタート時にかぶっていた白いキャップを脱ぎ捨て、キプチョゲは主導権を握り始めました。そして2015年世界選手権北京大会 優勝のゲブレスラシエと前回オリンピック優勝のウガンダ出身スティーブン・キプロティチを含むランナー一人一人を引き離していきました。30kmを1:33:15で通過した際、ついてきている選手は9人だけでした。9人はすぐに7人、5人となり、遂にキプチョゲ、ベルハヌ、リレサ、そしてラップの4人となりました。キプチョゲが先頭でペースを引っ張り33km地点を通過する頃には、付いて来ているのはラップとリレサのみで、2人は、乾きつつあるグアナバラ湾沿いのコースを軽々とスピードを上げて走る偉大なケニア人選手の背後につけていました。

3人が35kmを1:47:40で通過した後、ラップは突然後退し、あっという間に先頭2人から30ⅿ離されました。絶対王者のキプチョゲは、リレサに先頭を譲るゆとりを見せながらコースを走り抜け、リレサが失速すると、ラスト5kmの直線へと向かうコーナーを一人駆け抜けました。

他の選手たちが必死で前進を続ける中、キプチョゲは足取り軽く、リラックスして、一歩ごとに後方の選手たちを引き離しているように見えました。キプチョゲはMuseum of Tomorrowを通り過ぎそのまま加速し、両腕を掲げながら、満面の笑顔でフィニッシュしました。彼のキャリアの中で最も遅いマラソンレースでしたが、最も偉大な勝利であることに間違いはないでしょう。

リザルトとトータル獲得ポイント:
1. Eliud Kipchoge (KEN) 2:08:44 - 25 points
2. Feyisa Lilesa (ETH) 2:09:54 - 16 pts
3. Galen Rupp (USA) 2:10:05 - 9 pts
4. Ghirmay Ghebreslassie (ERI) 2:11:04 - 4 pts
5. Felix Simbu (TAN) 2:11:15 - 1 pt

スプリットタイム:
5km: 15:31 Abraham Niyonkuru (BDI)
10km: 31:08 Ghirmay Ghebreslassie
15km: 46:53 Eliud Kipchoge
20km: 1:02:27 Ghirmay Ghebreslassie
Half way: 1:05:55 Wesley Korir
25km: 1:18:12 Lemi Berhanu
30km: 1:33:15 Lemi Berhanu
35km: 1:47:40 Eliud Kipchoge
40km: 2:02:24 Eliud Kipchoge
Finish: 2:08:44 Eliud Kipchoge


*オリジナルのリリースの正式言語は英語であり、この内容及び解釈については英語が優先となります。

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