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AbbottWMM-ボストンマラソン2016大会レビュー

2016年4月21日

※オリジナルのリリース正式言語は英語であり、この内容および解釈については英語が優先となります。

エチオピア勢がボストンで勝利を収め、注目は次のロンドンへ

第120回ボストンマラソンで世界レベルのマラソンシリーズがスタート。4月24日のロンドンマラソンおよび、アボット・ワールドマラソンメジャーズ シリーズXの残りの大会の盛り上がりを期待させる、エキサイティングな4つのレースが開催されました。

■エリートレース

エリートレースでは、東アフリカのエチオピア選手が男子メダルを全て独占し、女子でも1位2位を獲得する等、「エチオピアの日」と呼ぶに相応しいレースとなりました。車いすレースでは、昨年優勝のマルセル・フグとタチアナ・マクファーデンがタイトルを守り、6日後に控えたロンドンでのIPC世界選手権に挑みます。

(エリート女子)
女子レースで、アツェデ・バイッサが今年のドバイ優勝者ティルフィ・ツェガエを抜き去りフィニッシュした後、男子では、レミ・ハイレが昨年優勝者レリサ・デシサをかわし2時間12分45秒というタイムで優勝しました。

Bank of Americaシカゴマラソンで2度優勝しているバイッサは、優勝候補には入っていなかったものの、ラスト5マイルで37秒差を巻き返し、2時間29分19秒でフィニッシュテープを切り、早々とAbbottWMMシリーズXリーダーボードのトップに立ちました。
バイッサは2010年以来初のエチオピア人優勝者となり、同じエチオピアのツェガエが2時間30分3秒で2位に入りました。続いて、ケニアのジョイス・チェプクルイが2015年の10位から大幅に順位を上げ、2時間30分50秒で3位に入りました。

レース後半の序盤、最初に動きを見せたのはツェガエとチェプクルイで、10人の強豪集団の中から4人が抜け出しました。チェプクルイがツェガエ、そしてケニアのヴァレンタイン・キプケテルとフロメナ・ダニエルとともに他の選手を引き離し始めたこの時点では、バイッサの姿は見えていませんでした。

その後ダニエルはすぐに脱落し、チェプクルイとツェガエがキプケテルにプレッシャーをかけ始めました。キプケテルは2度に渡り引き離されそうになりながら食い下がっていましたが、最終的に先頭の2人が抜け出しました。

残すところ5キロとなった時点では、この2選手だけの勝負になったかのように見えましたが、ツェガエが後続選手を気にして振り返り始めました。なんと、広いハイウェイでほぼ死角となる反対サイドから、猛烈な追い上げを見せたのです。

彼女は遅れを取りつつあるケニア選手を追い抜き、疲れの出始めたツェガエも抜き去り、44秒差をつけて優勝しました。

(エリート男子)
ハイレも、女子と同様のタイム差で優勝しましたが、最後の給水所のある残り1マイル地点で勝負をかけデシサを振り切るまで、勝負の行方は五分五分でした。レース後半の序盤、デシサが大きな先頭集団を引き離しにかかってから、2人の闘いは始まりました。

それ以降は2人の一騎打ちが続き、デシサは「心臓破りの丘」を走りながら、ハイレとの駆け引きを試みましたが、ハイレはひたすら耐え、デシサがラスト1マイルで最後の給水を欲したのをチャンスと捉え、勝負に出ました。

2度の優勝を誇るデシサは、これで優勝のチャンスを逃し、あとは2位争いに徹することとなりました。彼は2時間13分32秒でフィニッシュし、続いてイマネ・ツェガエが、ケニアのウェスリー・コリルを下し2時間14分2秒で3位に入りました。

ボストンでエチオピア勢が5つのメダルを独占した今、ロンドンでのレースに向け、ケニア勢へのプレッシャーが増しています。ロンドンの男子レースでは、昨年優勝のエリウド・キプチョゲが、現世界記録保持者のデニス・キメットと、元世界記録保持者のウィルソン・キプサングと戦うことになります。そして女子レースでは、2015年TCSニューヨークシティマラソン優勝者のメアリー・ケイタニーが、昨年ロンドン優勝者のティギスト・トゥファからタイトル奪還を狙います。

■車いすレース

エリートレースの上位はメンバーが総入れ替えとなりましたが、ボストンの車いすレースは、男女とも昨年優勝者がタイトルを守り、フグとマクファーデンが、初のAbbottWMM車いすシリーズの幕開けとなるレースで最高得点を獲得しました。

フグは、フィニッシュラインを目指すエルンスト・バンダイクとクート・フェンリーとの三つ巴のダッシュを制しました。女子はマクファーデンが再び勝利し、ボストンでの連続4度目の優勝と、過去4年のAbbottWMM大会における15回目の優勝を収めました。

(車いす女子)
この勝利はマクファーデンにとって、今度の日曜日に開催のロンドンマラソンにおける4連続優勝に向けた復活の勝利となりました。この米国選手は、今年初めの東京マラソンにおいて、日本の土田和歌子に敗れ、連戦連勝の4年間で初めての負けを喫していたのですが、同じミスは犯さない彼女。約90秒の差をつけ1時間42分16秒で優勝し、確固たる自信とともにイギリスに上陸します。

同じくロンドンにも出場する土田は、ボストンで、スイスの世界チャンピオンで、ロンドンでは過去2年マクファーデンに次ぐ2位に入っているマニュエラ・シャーに続き3位(1時間43分34秒)に入りました。

(車いす男子)
フグもロンドンに向かっており、2013年に獲得したタイトルの奪還を狙います。ボストンでは、揃って同タイム(1時間24分6秒)を刻んだフグ、バンダイク、フェンリー。車いす一台分先に入ったフグが優勝し、南アフリカのバンダイクがホイールのリムの幅分でオーストラリアの敵を下し、2位となりました。
ロンドンで6度の優勝を収めているイギリス選手、デビッド・ウィアーが4位となり、次の日曜日にはその順位を上げ、歴代最多の7度目のタイトルを狙います。

より詳細なリザルトおよびレポートはボストンマラソン公式サイトをご確認下さい。

また、注目のロンドンマラソンは日本ではCS放送フジテレビNEXTで生中継されます。

https://www.worldmarathonmajors.com/

AbbottWMM ページ(原文)はこちら

ボストンマラソン公式サイトはこちら

テレビ中継に関してはこちら(フジテレビNEXT)

・ロンドンマラソン 2016/04/24(日) 17:00~20:20 生放送

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