大会について

東京マラソン2019のエントリー情報をはじめ、東京マラソンへの参加をご希望される皆さまへのご案内です。

アンチ・ドーピング情報

クリーンランナーをめざして

担当:真鍋知宏(日本陸上競技連盟医事委員会 委員)

第5回 禁止表国際基準とは何ですか?

ドーピング禁止物質を掲載している「禁止表国際基準」は毎年1月1日に新しいものに改訂されます。そのため、スポーツドクターは最新の情報を入手して、アスリートやコーチなどに伝える必要があります。今まで禁止されていなかった物質が禁止リストに載ることがあります。またTUE(治療使用特例:病気の治療を目的として禁止物質に該当する薬品を使用するための手続き)が必要であった禁止物質を一般的な治療に用いる量の使用であれば、TUEなしに用いることが出来るようになる場合もあります。

2011年にはTUEが必要とされた気管支喘息吸入治療薬のホルモテロール(含有する製品名はシムビコートⓇ、オーキシスⓇ、フルティフォームⓇ)は、2012年1月からは一般的な治療量であればTUEが不要となりました。また整形外科の治療で注目を集めている血小板由来製剤は、競技能力向上につながるエビデンスが欠けているという理由から禁止されていません。一方、2014年9月から追加されたキセノンとアルゴンは引き続き禁止物質となっています。

禁止表には禁止物質だけでなく、監視プログラムに属する物質も記載されています。監視物質は検出されてもアンチ・ドーピング規則違反となりませんが、乱用の程度を把握しています。これを基にして、将来の禁止表改訂に反映されます。カフェインは以前から監視物質の1つとして定められていますが、2012年からはニコチンが、2015年からはテルミサルタンが追加されました。ミカルディスⓇとミカムロⓇ配合錠AP/BPという高血圧治療薬がテルミサルタンを含有しています。東京マラソンに出場するランナーで高血圧の治療を受けている方は「おや?」と思ったかも知れません。動物実験ではテルミサルタンが持久性を向上させたとする論文が報告されていますが、人間ではその効果は不明です。これらの薬を内服しているランナーの方は惑わされることなく、治療の目的で内服を継続することが重要です。監視物質の乱用の程度と競技能力向上などの観点から将来的に検討が行われるものと思われます。このような検討の結果、監視物質から禁止物質に移行した物質もあります。2015年に監視物質に掲載されたメルドニウム(日本未発売)という物質は、2016年には禁止物質に変更となりました。2016年になって、メルドニウムによるドーピング違反事例が増加したのは記憶に新しいことでしょう。また、のど飴の種類によって禁止物質が含まれているものとそうでないものがあるので、正しい情報を入手する必要があります。

数年前に日本国内でも話題となった静脈内注入(いわゆる注射)については、「6時間かけて50mlを超えない」ということが明文化されています(もちろん注入する液体に禁止物質が含まれてはいけません)。

私たちにはこのような情報をより多くのアスリートや関係者に伝える必要がありますが、ドーピング検査を受けるレベルのアスリートや指導者も積極的に情報を入手するように教育啓発活動を行っていくことも重要です。もちろん皆さんのような一般市民ランナーのアンチ・ドーピングに対する関心が高まることも忘れてはならないことだと考えております。新しいコースとなった東京マラソンにおけるクリーンランナーの皆さんの完走をお祈りしています。

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